賤ヶ岳の戦い    勢いの秀吉、武人として死んだ勝家   

みんどく@関西読書会&日々の学び
光秀を滅ぼした秀吉が、どんどん大きくなっていく
のを警戒した
織田信孝・滝川一益・柴田勝家が連合戦線を張り秀吉に対抗する。
柴田軍、各個撃破のピンチ
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連合したものの、3者は互いに離れており、柴田に至っては雪で動けない状態であった。
そこを秀吉に衝かれ、各個撃破されていく反秀吉連合軍。
雪を掻き分けて出陣
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味方がやられるのを見かねた柴田は、雪の中を無理して進軍。
賤ヶ岳に到着し、雪で遅れてる荷物や兵馬を待つため、堅陣を構築する。
秀吉が盛んに挑発するも、部隊が揃わない柴田は陣から出てこずに
にらみ合いとなる。
秀吉転進
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一度は降伏した信孝が、柴田が出陣したことにより、再度秀吉に戦いを挑んできた。
柴田への抑えを残し、本体は信孝を討ちに向かう。
佐久間の奇襲
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秀吉の不在を知った、柴田軍の若武者、佐久間盛政は
秀吉陣地を襲撃し、なんと秀吉軍の中央の山を占拠してしまう。
内に敵を抱えた秀吉軍は崩壊の危機に直面する。

ピンチ到来!
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急報を受けた秀吉は、自軍が崩壊の危機に直面したと知るや
1万5千の兵を率いて、駆け戻ることに!!
火の玉のように駆け抜けた
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「今が柴田を討ち取る時だ!オレは勝つぞ~!」
「米を用意しろ!松明を道に灯せ!金はあとで10倍払ってやる!!!」
秀吉全軍が火の玉となって突き進むような様であった。
夜間、兵士を率いて50キロの道のりを5時間で突き進む驚異的な速度を発揮する。
兵士も、米を提供した農民も、秀吉が先頭をきって走りまくる姿に、負けた姿を想像できるものがいなかった。
佐久間へ突撃
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走り抜けた勢いをかって、そのまま山に居座る佐久間隊を襲撃!
秀吉襲来にパニック
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ありえない速度で戻ってきた秀吉が現れたことに佐久間隊はパニックに陥り
混乱しながら退却する。
柴田本陣に逃げ帰る佐久間、不振な動きをする前田利家
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昨夜勝利の報告をよこした佐久間が壊滅して戻ってきた上に
秀吉に対する中央を任されていた前田利家までもが退却の動きを見せ始め・・・
秀吉軍の突撃
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浮き足立った柴田軍の陣地めがけて
秀吉軍が突撃する。
強固な陣地を作り上げていたにもかかわらず、相次ぐ味方の敗走と裏切り(前田利家の動き)
を受けて、精神的にやられていた軍に勝ち目はなかった。
柴田退却
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唯一退却を支援していた、佐久間の弟の部隊も
賤ヶ岳7本槍の突撃を受けて、支えきれず総退却へ。
秀吉はそのまま追撃に移り、柴田勝家を北ノ庄城に追い詰め
ついに勝家は、嫁のお市と共に自害するのであった。
柴田勝家が退却中、柴田を裏切って先に居城に戻っていた前田利家に会いに行く。
(この時はまだ柴田軍の扱いだった)
柴田軍敗走のきっかけを作った前田に対して勝家はこう言ったそうな。。
「おぬしは秀吉と仲が良いのだから、これからは秀吉とうまくやるように」
偽りの退却を責めるでもなく、ただ労わりの言葉をかけた勝家。
戦国武士の美徳が勝家をそうさせたに違いない。
勝家は武士のままこの世を去る。

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