1956年 第2次中等戦争    はめられたエジプトの巻

第1次中東戦争が終結してから3年後の1952年、イギリスに行政権を握られたままのエジプト政府に
いらだった青年将校団ナセル大佐、が無血クーデターを成功させる。
王制を廃したナセルは、翌年初代共和国大統領となる。
ナセルはすえず運河に駐屯してるイギリスの影響力を殺ぐことに全力を注ぎ
又イスラエルに対抗するために、アメリカへ武器を注文したが断られ、ソ連へ接近。
ソ連へ接近するエジプトに対して、西側諸国はダム建設の融資を停止。
資金繰りが悪化したナセルは、英・仏が権利を有するスエズ運河の国有化を宣言!!
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石油の通り道を封鎖され英・仏は激怒、イスラエルも港が使えなくなる等の問題が噴出!!
そして両国は、エジプトの敵イスラエルを使い、戦争を仕掛ける。。
第2次中東戦争の始まり始まり~~
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英・仏という大国がいきなりエジプトを攻撃しても、大義名分がない状態での戦争行為になり
国際的な糾弾は避けられない。
そこでイスラエルを使い、エジプトへの参戦の口実を作る作戦を謀議した
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その作戦とは・・・・
1 イスラエルに攻撃させる。
2 交戦状態に入った両国に対して、運河を起点としてお互い15km撤退するようにと伝える。
(この時点で運河はエジプト領有なので、エジプトが断るのは目に見えている)
3 断ったエジプトに対して攻撃する口実が出来る。
4 英・仏の攻撃!運河占領へ
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それでは実際どうだったのか見てみよう。
開戦と同時に、イスラエルは空挺部隊をシナイ半島奥地に降下させ、攻撃部隊の経路を作らせた
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そして本隊を進撃、戦争準備万端で臨んだイスラエルは各地でエジプト軍を圧倒
シナイ半島を席巻する。
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ガザ地区のエジプト軍も降伏させ、スエズ運河目前に迫る
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ここで、英・仏はかねてから準備してあった作戦を発動!
スエズ運河を起点とし、双方15km撤退せよとエジプト・イスラエル両国に通告
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運河の持ち主であるエジプトにとってはたまったもんじゃない!
イスラエルはもともと運河にまで達していないのだから。
ここにきてナセルは、英・仏にはめられたと気づくが後の祭り・・・・
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イスラエルに連敗続きのエジプト軍が、英・仏を相手に戦えるはずもない。
そこで破れかぶれのナセルは、運河に船を沈めて物理的に船を通行できなくさせることに!!
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英・仏の撤退通告を無視したことを大義名分とし、両国は参戦。
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即座にエジプト本土へ爆撃を開始。
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イスラエルの空挺部隊がスエズ運河の西側に降下し、エジプト軍は風前の灯に
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エジプト軍は3カ国の大軍の前になすすべもなく、降伏は秒読みかと思われた・・・
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そのとき!!
またしても救世主が!!
(第1次中東戦争参照)
冷戦状態の米ソが手を組んで、英・仏・イスラエルに即時全面撤退を迫ってきた!!!!
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まさか、米が敵として参戦することは想定外だった英・仏
ソ連にいたっては、核兵器の使用も辞さないとの構え・・・
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スエズ運河占領まで後一歩のところで、3カ国は泣く泣く撤退へ
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結果的に、英・仏・イスラエルと正面から渡り合い
スエズ運河を守りきるという勝利を収めたエジプト。
アラブ諸国から喝采をあび、エジプトのリーダーとしての発言力を確固たるものとした。
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