第2回 鳥取の旅  ヒトの営みの力


「地球の地軸を鳥取に傾ける」

「目からビームを出す友達がいる」

「鳥取のダライラマに会える」

成瀬くんの、この言葉達にいざなわれて鳥取へいく旅を計画しました。

今思うと、すごいプレゼン力です。

一度目は、顔合わせという感じで9月24日と25日に鳥取プレツアーを。

ラダックで緊張を解かれ、砂丘で走り回って猫のうんこを踏み、初めての稲刈りをしました。

都会では決して経験できない事があるということに気づき、田舎の人々と触れ合うということが、おぼろげにわかった旅だったように思います。

ですが、田舎の本当の良さというのは、一度ではわかっていませんでした。

2回目の鳥取の旅を終えて・・・・

印象に残った点を書きます。

1 人付き合いのゆっくりさ


僕の今までの人付き合いのやり方は、互いのことを会話を通してある程度のところまでは理解する、というやり方です。出来るだけ早く、相手の事を知って自分に合う人かどうか判断する。

この方が、効率的で失敗も少ない。と思っていました。

でも、鳥取では少し違った印象を受けました。

初めて会っても、あまり会話はしません。

お互いに質問を繰り出し合って、共通点を見つけてどんどん盛り上がっていくという事は全くありませんでした。

互いに興味を持っていないからじゃないか?

と思うかもしれません。

でも、そういう感じではないようなのです。

少しだけ、互いの情報を交換して、あとは今やってる事を黙々と行っていく。

もう、隣にいてるのが当たり前のような、よそよそしさも全く感じない、ごく自然な一体感を感じました。

特に会話をしてるってわけでもないのに、何か落ち着ける空間。

態度ではわからないけど、空気で受け入れられてるのがわかる感じ。

ゆっくりじっくり一緒の時間を過ごしながら関係を作っていく、そんな暖かみを感じました。

2 役割がある充実感


「薪をくべる」

「料理をする」

「野菜を植える」

「薪を作る」etc…

古民家暮らしをすると、やらなければならないことが山ほどあります。

自分の手でなんでもやらなければ生きていけません。

やらなければならないことがたくさんあります。

ということは、誰にでも何かしらの仕事(お金になるかは関係なく)があるということです。

この役割があって、自分で作り出せる環境は、人間が生きていく上で大切なものだと思います。

人が少ないからこそ、余計な競争もなく、何かやりたい!と思えば、豊富な空きを利用して何かできる場所。

自分の存在意義を見いだし、チャレンジ出来る環境。

都会にはない役割を生み出せる大きな可能性を感じました。

3 人


どんな観光名所も人にはかなわない。

そう思います。

友達、人に会いにいく。

このシンプルでいて奥深い楽しさを体験できました。

人や友達とゆっくりまったり古民家で話す、これだけでもすごく充実した時間になると思います。

友達がいるからこそ可能な、人に会いにいくという旅。

こういう自分の場所が、日本中にあればいいなと思います。

人、一人一人の大きさが都会とは違う感じでした。

じっくり人と向き合い、みんなに役割があり、個人が確立している。

日本の田舎には、人間本来の力を彷彿とさせる何かがある。

そう思えた旅でした。

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