ごーるでんういーく鳥取 vol3 ひょうたん島でキャンプファイアー

鳥取のひょうたん島(青島)で、キャンプをした。
僕は、ビールを二本とチューハイ一本を買っていった。
先に到着していた、なるちゃんいなちゃんそらさんはお風呂も終わっていて、
焚き火を囲ってほっこりしていた。
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三人は米と魚と鳥とかを持ってきていて、僕が着いた時には、
燃え上がる火の中に鍋をぶちこみ、飯の完成を待っていた。
しばらく火をつつきながら、たわいもない話で盛り上がる。
近くに木の枝がぱらぱらとたくさん落ちていたので、集めてきた木をパキパキと折りながら、
時折火に放り込む。
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たまに煙が顔に迫ってきて、目がすごく痛い。
煙から逃げ、火の熱さから逃げ、炭が被ったご飯を喰う。
闇が次第に深くなる。
ふと気づくと、月が湖面をきらきらと光らせていた。
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思った。
さっきまで湖面は光っていなかったのに、なんで光ったりなくなったりするのだろう。
なぜ人は月を見てオオカミになるっていう物語を考えたのだろう。
月に不思議な力があるように思ってしまうのはなんでだろう。
それは
夜の中で月の明かりが際立っているから?
月の引力に人間の体も影響を受けているから?
闇夜の濃さを、周囲を照らすことによって月がやわらげてくれるから?
こんなことを思い、周囲に問いかけてみた。
最近の楽しいクセになっている。
何か少し変わったことを思いついたんじゃない?と思った時に、
その思考を進めていきたくなる。
人との対話の過程で、自分の考えを発展させていきたい、
こんなクセが最近ある。
対話の中でなんかしら意見が進むので、とても楽しくマイブームだ。
この時も、色々考えて三人に話しかけてみた。
色々と答えてくれた。
でもなんだか言葉が湖面に吸い込まれていくような感覚だった。
そらさんは
「つきはつきだよ」
と言った。
それきり話してくれなくなった。
よくわからないものを、言葉で埋め尽くすことによって安心しようとする、
そんな自分のつまらなさへまっすぐ切り込まれたような気持ちになった。
空間を言葉で完全に紡ぐことはできない。
月は月そのままあるもので、何万編もの言葉で隙間を埋めていっても、
結局は何もわからないし、月はそのまま変わらずにある。
今までいろんな隙間を言葉で埋めようとしていた。
そんなことをするより、見る間に変わっていく月が湖面に瞬くこの一瞬一瞬を、
そのみ体中で感じたい、と思った。
そんなことを思いつつ、その後は無言になった。
無言で焚き火をつつきながら、何時間か時が経つ。
なるちゃんといなちゃんが、二人だけの会話をしている。
僕とそらさんは言葉を発さず、ひたすら焚き火をつついていた。
でも、僕はそらさんへ、色んなことを語りかけていた。
心の中で。
なんだか、不思議なひょうたん島の夜。
焚き火が綺麗に燃えていた。
街の光も遠く、自然だけが発する光の中で、気持ち良い夜。
そのままを受け入れよう。
自然はそれがいい。

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