馬から初落馬!三途の川は見えませんでした!

9月29日 日曜日 テレルジにて

累計乗馬回数も7回ぐらいになり、「ちょっとは馬のことがわかったかな?」と勘違いしている頃のこと。

この日曜日は朝から気持ちがいいぐらいに晴れていて、最高の乗馬日和でした。

いつもなら、頭にアクションカムをくくりつけて、腰に一眼カメラを入れたカメラバッグを巻き付けた状態で馬に乗るのですが、

この日は直前になって「今日は速く走る気がする!」という直感が働き、カメラ類は何も持たずに出発しました。

(いつも通りカメラを持って行っていたら、カメラは鉄屑になっていたことでしょう・・・)

「たけし!今日の馬は速く走りたがるから注意してな」

走りたがる馬と聞いて僕は目を輝かせながら馬にまたがりました。

確かに乗ってみると、他の馬の準備を待たずにずいずい進んでいこうとします。無理に止めようとすると暴走すると言われたので、みんなの周囲をクルクル回っていました。

そしてみんなの準備が出来て出発。

油断してるとどんどん他の馬を追い越して前へ前へ出て行ってしまうので、馬首を返して後ろに着く事を繰り返していましたが、それも面倒になったので

馬の行きたいように前へ出させてあげました。

列の一番前に出てしばらくポコポコ歩いていたその時、

一瞬の隙をつかれたような気がします。

次の瞬間には超高速で走っていました。

想像を絶する速度です。(体感速度は新幹線)

手綱を引いて止めようにも、手綱を引けるのは右手で馬の右側しか引けない状態。

左手は鞍を持っていないとすぐに身体が飛んで行きそうだったこともあり、両側の手綱を引いて止める動作が出来ない状態でした。

とりあえず木にぶつからないように懸命に左右へ身体を動かしながら、速度はどんどんあがっていきます。

もはや馬と命運を共にするしかないと腹をくくって必死に馬から飛ばされないようにしがみついていると、目の前にかなり密度の高い林が迫っていることに気づきました。

さすがに林には突っ込まないだろうと思って馬が止まることを期待したかしていないかぐらいの時に、馬が一瞬こっちを振り返りました。

「このまま行くのか」という顔をしていたような気がします。

それに反応を示す技量は僕にはありませんでした。

林の直前が坂道になっていたのもあってか、止まる事無く林に突っ込んでいきました。

密集した林をかわすことは不可能であり、もはやこれまでと馬から飛び降りることを決意。

右足は鐙から無事抜くことができましたが、左足が抜けません。

次の瞬間には木に身体が当たって落馬。左足が鐙にひっかかったまま馬に引きずられるという恐ろしい態勢に。

身体が完全に寝ていると靴に鐙がさらに食い込んでくるので、必死に身体を起こしながら足を抜くことに専念していました。その間も脇を大木が通り過ぎたり、木が身体にぶつかってきたりします。馬の後ろ足も目の前にあっていつ身体が踏まれて蹴飛ばされるかわかったもんじゃない非常に危険な状態だったと思います。そしておよそ50mぐらい引きずられたところで足が鐙から抜けて僕は止まることができました。

身体は、転んで怪我をしたときに感じるあの脱力感をかなり強くした嫌な感じでしたが、とりあえず節々に大きな損傷はなく無事に動くことを確認して胸をなで下ろしていると、膝がガチガチ震えだしました。なかなか震えが止まらなかったので近くの倒木に座って気持ちを鎮めていると、後方から牧民さんが高速でやってきて、何か言いいながら走り去った馬を追いかけて爆走していきました。

僕も自分の馬を追いかけないといけないと思ったのか、痛む節々を奮い立たせて歩いて追いかけることにしました。

牧民さんがすぐに馬をつれて戻ってくると「乗る馬をチェンジする」と言われましたが、こっちは九死に一生を得たところなので「この後に及んでまだ馬に乗るのか・・・」とかなりためらいましたが・・・・

ここから一人で歩いて帰る自信もなかったので馬を乗り換えることにして、牧民さんが乗っていた馬に乗ってみました。するとすぐに馬が興奮しだして手綱を引くのを振り切ってまた爆走しかけようとします。

こりゃたまらんとすぐに飛び降りましたが、また左足が鐙にひっかかってしまい「さすがにここでもひきずられたら次は死ぬかもしれない」と必死になって足を抜こうと頑張っていたら、幸いにも馬が止まってくれたのでなんとか助かりました・・・

その後は牧民さんに手綱を持ってもらって勝手に走り出さないようにした状態ですごすご乗るだけの状態。

でもその間、僕が乗っている馬(落馬した馬)と牧民さんが乗っている馬(乗り換えて爆走しそうになった馬)は馬同士で頭をぶつけあったり牧民さんの足によだれをこびりつけたりとものすごい興奮状態が続いていて、いつまた牧民さんをも振り払って走り出さないかが心配で心配でした(そんなことはありえないと思いますが)

途中で財布を落としたことに気づいて落馬地点に戻ったりしましたが、その後は問題も起こらず無事にゲルキャンプへ戻ってこれました。

(僕が落馬したせいで一緒に乗馬していた方は駆け足が出来なかったのが申し訳ない)

ゲルで傷の手当をしていただいている内に、最初はすごく痛かった左足の大きな擦り傷よりも右足首の痛みがひどくなってきました。

その夜の帰りは一人では歩けないような状態。

次の日の朝もむちゃくちゃ痛くてレントゲンを撮りに病院へいきました。

全治一か月で済むのか、はたまた数ヶ月かかるような大けがで日本に帰国とかになってしまうのか、などと不安はどんどん拡大。

そんな心配をよそに医者がレントゲンを一瞥するなりため息をついて「大丈夫大丈夫。骨にまったく異常はない。肉が痛みを出しているだけだ。薬三日分出しとくね」以上

三日分の薬・・・

それを聞くとジョジョに痛みもたいしたことない感じになってきて、その日の夜には杖無しで歩けるようになって今ではほぼ普通に歩けます。

(逆に今はすり傷の方が痛い)

この落馬で顔にも5cmぐらいの傷がつきましたが、「顔の傷は男の勲章」だと聞いているので、もっとかっこ良い傷だったらよかったのにとか思っています。

そんな感じで大きな怪我はしませんでした!

落馬して思った乗馬時の注意点をまた別の機会にまとめようと思います。

とりあえず言えることは「大きな靴は危ない」ということです。

では。

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