モンゴルで一番身近になった国

モンゴルへの渡航直前、日韓関係はニュース等の報道でかなり悪化していました。

僕は「韓国人はさぞかし日本人が嫌いなんだろう・・・」と思っていたので、トランジットで仁川観光した時は「日本人だとバレたら襲われるんじゃないか・・・」と内心ビクビクしているような状態でした。

でも勇気を出して道を尋ねてみたら、みんなびっくりするぐらい親切に教えてくれるし、たまたま入った韓国料理屋でもおばちゃんとすごい仲良くなれたしで(日本語が少し話せるおばちゃんでした)

「韓国で実際に会う人はみんな優しい人ばかりじゃないか・・・!!」

という衝撃を受けました。

ここで内田樹さんと小田嶋隆さんの会話を思い出します。

日本にいてテレビやネットばかり見ていたら、韓国や中国の全部の人が反日になってしまったんじゃないかと感じがちですが、

実際そういう人達とは普段町を歩いていても遭遇することはありません。もしかすると今の日韓関係はネットとテレビが作り上げた虚像のステージ上で虚像同士がみえないこぶしを振り上げて戦っているようなもんなんじゃないでしょうか。

話がそれました。

身近になった話をしましょう。

まず、食べ物です。

モンゴル人も韓国料理は好きみたいで、モンゴルでは韓国料理屋さんが結構たくさんあります。

遊牧民の家庭に行ったらキムチが出てきたこともあります。キムチは脂っこいモンゴル料理とすごく合います。

またサムギョプサルもこっちで初めて食べました。韓国人留学生の子が焼いてくれたのですが、キムチにサムギョプサルの肉汁を染み込ませて食べるのがもうむちゃくちゃうまいです!!あの味の芳醇さは他では味わえないでしょう。最高です。

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ドラマもすごいです。遊牧民の家庭にいくと、いつもテレビに映っているのは韓国ドラマです。韓国ドラマはお決まりのパターンがある程度決まっているらしく、仕事に忙しい遊牧民に好まれているようです。言葉はモンゴル語吹き替えなので僕はまだほとんど理解できないのですが、映像だけ見ていてもなんとなく面白さは伝わってきました。

音楽

この前、モンゴルの有名な音楽を知りたくて

「好きな音楽は何ですか?」

って17歳ぐらいのモンゴル人女性に聞いたら、韓国の音楽が一番に出てきました。

モンゴル人ならてっきりモンゴル音楽を一番に持ってくると思ったのに・・・

でもそれぐらい親しまれているようですね。

また話はそれますが、モンゴル人に「日本と韓国のどっちが親しみがある?」って聞いたら案外韓国が勝つかもしれません。それぐらい庶民的には韓流がモンゴル文化にはまっていると実感しました。

でもやっぱり一番は人ですね。

モンゴル国立大学でも一番親しみをこめて話しかけてくれるのは韓国人でした。たまたまなのかもしれませんが、韓国人って本当に日本人が好きだなあ〜って感じます。

なぜでしょうか。

ちょっとまだ明快な解が出せていません。これについてはもうしばらく考える時間が必要のようです。

また僕は今まで「日本と韓国は近くて遠い国」だと思っていましたが、これは間違いでした。

「日本と韓国は近くて遠いけどやっぱり近い国」だということに気づきました。

こんな感じなので、韓国についてがぜん興味が沸いています。

モンゴルにいる間に韓国の文化や韓国人についてもっと知りたいと思います。

追記

一言断っておきますと、僕は韓国政府が日本に対して行っていることはほぼ100パーセントおかしい事だと思っています。どう考えても頭がいかれてるとしか思えません。でも頭のイカレタ政府と生で接する庶民はまったく別の次元で考える枠組みが必要と考えています。以上。

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