僕が現地旅行会社をプロデュースする時に大事にしているところ

旅行で起業支援

僕は、各国で生活している現地の日本語ガイドが旅行会社として起業・創業して、リーズナブル・アットホーム・特別なツアーを実現するために、現在4社の日本語ガイドや現地・日本法人の起業支援を行なっています。

現地法人を支援する理由

日本の旅行会社がツアーを作って、現地で安く実行して、差額を儲けるという仕組みがどうも不自然に見えて仕方がありません。

モンゴルで日本の旅行会社が現地の遊牧民に対して、現地人でもびっくりするような安値で注文して、遊牧民が怒っているという話を聞くにつれて、こういうのはよくないと感じています。

現地法人が直接集客できれば良い

現地の人がホームページなどで直接集客できれば、日本の会社が作るツアーに比べて安い上に内容が充実しているツアーができると思います。(もちろん、日本の会社ほどの手厚いサポートはできません)

僕もお客様対応などで時間を使っているので、手数料はもらいますが、本業がwebクリエイターですので、あまり気にしていません。

ただ、こういう仕組みですので僕が支援できるのは限られた人だけです。

どおような人なら支援して日本クオリティで満足できるツアーを開催できるのか、について書いていきます。

現地旅行社としてうまくいく人

日本人の気持ちがわかる

日本人は気持ちを表になかなか出しません。トイレにいきたくても我慢したり、表情に出すだけの人も多いです。僕も結構遠慮して我慢しちゃうタイプなのですが、そのあたりを汲み取ってくれる人かどうかが大事です。

みんなが疲れていたら休憩したり、アイスが欲しいと思ったタイミングでアイスがでてきたりといったことができる人ならツアーを行なっても成功します。

誠実である

当たり前ですがちゃんと仕事をしようとする人かどうかが大事です。

僕は自衛隊で訓練したり、関西最大勢力の読書会を作ったりしてきたので、会って1日一緒にいればどういう人かわかってきます。

もちろん、誠実でも馬鹿正直な人は仕事ができないのでダメです。誠実でお金を稼ぎたいという意欲があるかどうかが大事です。この意欲こそが良い仕事をするためには必要不可欠だと思います。

もっと稼ぎたいと思うから、僕が口をうるさく問題点を指摘しまくっても、ついてきてくれます。

中流である

厳しようですが、貧乏な人はだめです。お客さんの財産や命まで預けるわけなので、貧乏なその人が誠実で大丈夫でも、まわりの家族がよからぬことをすることがよくあります。中流階級以上であることが必要です。

上流階級になると自分で仕事をしようとしなくなるので、だめです。

何か持っている

日本語が話せるだけではこれからの旅行業はうまくいきません。

ツアーの中で、車・宿泊・馬など他人のものばかりだと、全然儲かりません。そういう人は儲けるためにどこかで無理をしてしまいます。実際の宿泊代金に儲けをのせすぎたり、現地の人を安く使おうとします。

車を持っていたり、ゲルやゲストハウスを持っていたり、馬を持っていることが重要です。自分の持ち物なので、ツアー代金もシビアにならずに柔軟に対応できます。自分の持ち物だからこそ、ツアー内容を柔軟に変更したりすることもできます。

何か持っているということが、良いツアーをするためには大事です。

ファミリーが多い

助け合って仕事をしていくファミリーが多いことも大事です。何かあった時も家族という人手がいればなんとかなります。途上国ではファミリーで協力できるかどうかが成功の分かれ道だと思います。

金払いが良い

ツアーを行うにあたって、ファミリーや現地スタッフの助けを借りることが必須になりますが、社長の自分だけ儲けていて、一緒に仕事をした人が儲からないでは結局うまくいきません。周りの人に利益を分配できるかどうかが大事です。

特に遊牧民をまとめるリーダーは、自分よりまわりにお金を公平に配ることができるかが重要です。

モンゴルではツオクトさんの弟のゆすうけがこのタイプです。今年のお盆の時期は2日ぐらい馬が40頭ほど必要になって、周辺の遊牧民から借りてしのぎましたが、みんな賢いよい馬たちがやってきました。

遊牧民たちに指示するところでは、リーダーとして場をユーモアーでまごませてながら、気持ちよく仕事をしてもらう配慮が伺えました。支払いも全員を集めて公平に行なっていました。みんな満足した表情で馬で駆けていくのが印象的でした。

おわりに

以上、現地旅行社としてうまく言っている人の特徴について書きました。

今はモンゴル3社、キルギス1社と仕事をしていますが、その他の国でも現地法人の乗馬ツアーを展開予定です。

良い人やよい国があればぜひ教えてください!実際に会いにいきます。

(次はネパールかミャンマーかなあ・・・)

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