モンゴルで高金利の銀行口座開設を日本語でする方法

モンゴルにはいくつか銀行がありますが、日本語で全て口座開設が出来る銀行として、「ハーン銀行(Khan Bank)」があります。
現地に住む日本人の方に教えてもらって、先日口座を開設してきました!
口座開設のやり方と場所を説明いたします。

まず、モンゴルで口座を作る一番の理由として金利の高さがあります。
2013.8.26 時点で、モンゴル通貨での365日定期預金の利率が15.1%です。
昨年は14%台だったらしく、今年はついに15%の大台に乗りました。来年以降はどうなるかわかりませんが、モンゴルではインフレと資源開発がこれからということもあり、まだ金利はあがりそうな気がします。
(過去に18%とかになった時期もあるようです)

口座を開設するには

ウランバートルの現地支店に行く必要があります。
現時点では原則、対面のみでの口座開設になっているようです。

必要な物

・パスポートのコピー
・モンゴルでの外国人登録証
モンゴル非居住の場合は、モンゴルに対して何らかのコミットメントを証する書面が必要(NPOとして活動している書類やNPOからの手紙、モンゴルへの投資の意向を示した自分の書簡等)
・日本の銀行の口座の残高証明(英文)
・日本の会社の在職証明書(英文)
・お金(キャッシュカード発行5000tg 通帳発行5000tg 最低預金残高 普通預金口座5000tg 定期預金口座20000tg)

モンゴル在住の方は(留学等も含む)、パスポートと外国人登録証のコピーとお金だけで大丈夫です。

日本語で口座開設可能な場所

ウランバートル市内のこのあたり

右側のブルーガラスのビルです。左のビルにあるケンタッキーが目印になりますね。

※ハーン銀行のマークや看板は出ていません

※土日は休みです

IMGP1648

1階ビルに入ってすぐ左側にこんな扉が

IMGP1654

中に入って日本人で口座開設しにきた事を告げると、日本人が話せる綺麗なおねいさんがあとは全てやってくれます。

IMGP1655

標語。

IMGP1657

注意事項

・手数料や金利の変更の連絡は無し(ホームページに記載のみ)

・2013年から外国人に対して、利息の10%が源泉課税されます。(日本とモンゴルは、二重課税防止条約を締結していないので、日本へ送金後も課税される可能性あり)
・外国人への預金保護は無し

・定期預金口座はカードが発行されません。そのため定期口座を開設した当日にハーン銀行からメールが届きます。そこに記載されているパスワードとIDでネットにログインしてください。※メールがきたその日にログインしないと、IDがブロックされてしまいます。

モンゴルでのリスク

モンゴルではここ数年でインフレが急速に進んでいます。物価もかなり高くなっている(商品によっては日本とほぼ同額ぐらいになっている)ので、モンゴル通貨の価値は下がっていくとおもいます。
現時点でも、平均月収5万円ぐらいのモンゴル人にとっては物価高によって厳しい生活になりつつあるため、これ以上の急激なインフレは抑制する方向へ向かうと思います。(希望的観測)
というかこれ以上インフレになったら、生活できないと思います・・・

又、汚職やコネが蔓延しているので、順調にビジネスが今後も継続されていくかは少し疑問です。しかし、それを補ってあまりある地下資源によってさらに成長していく可能性は高いと思います。

また別の項でとりあげますが、モンゴルでは男性より女性の方が高学歴かつたくさん働いています。
そのため働く事のできない男性の中に、外国人排斥運動を行っている人たちもいます。

そして環境汚染です。
冬のウランバートルの空気の汚さは凄まじく
「直径10マイクロメートル以下の粒子状物質の大気中濃度」という表によると、北京は121(マイクログラム/立方メートル)ですが、ウランバートルは「279」です笑

北京の空気が汚いと話題になっていましたが、ウランバートルはその2倍汚い・・・・

そして資源の輸送手段というあまり表面にはでてきませんが、重大な問題があります。
ウランバートルは国土が海に面していません。
そのため、掘り出した資源は中国やロシアを陸路で通すか空輸しなければいけません。
その分のコストと周辺国との政治的リスクも勘案する必要があります。

しかも、埋蔵している鉱物の種類がすごく微妙なんです。
石炭・鉄・銅・ウラン。どれも前時代的な資源ばかりで、今後の需要が見込めるかは不透明な状況ですね。

ざっとこんな感じでしょうか。
色々と問題は抱える都市ですが、
個人的にはモンゴルの田舎のすばらしい自然は何者にも代え難いすばらしいものだと思っています。
馬に乗って散策するにはモンゴルが世界で一番気持ちがいいところでしょう。(世界中の馬場を巡った人が最後にたどり着いたのはモンゴルでした)

経済的な見通しとしては、現地人の情報と世界情勢を総合すると「案外暗い」と言えます。
でも男性が遊んでいる分、女性の社会進出がかなり進んでいる(というか女性が支えている)ので、モンゴルの女性パワーによって新たな何かが開拓されていくかもしれません!!
モンゴルは世界的に見ても、変わった国であることは間違い無さそうです。

※上記情報は2013年9月時点での情報です。
間違っている可能性もありますので、口座開設は自己責任でお願いします。

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コメント

  1. 匿名 より:

    where did you find “外国人への預金保護は無し”?

  2. 匿名 より:

    “外国人への預金保護は無し”とは何方から聞かれましたでしょうか。