日露戦争序盤の一大イベント!
遼陽会戦
会戦とは、お互いの国力を出し切って一つの場所に兵力を集結し雌雄を決するための戦い。
陣地を守るロシア軍23万に対して、陣地を攻める側の日本軍は14万。
通常陣地を攻める場合、攻撃側は3倍の兵力で行うのが通常だが
半分の兵力で攻める側の日本。
火力・兵力ともに日本を大きく上回るロシア軍。
どう考えても日本の勝機はないかに思えた戦い。
なぜ日本が勝利できたのか。
戦闘の一連の流れを描いてみたので
ご説明しよう!
遼陽を守る露軍23万人 攻める日本軍14万人
この兵力差は
熊(ロシア)に対して、犬(日本)が飛びかかろうとしてるようなもの。
※秋山軍は左です ごめんなさい間違っています(T_T)
日本軍主力は奥軍、野津軍、秋山支隊
秋山は秋山好古ですね。
秋山支隊は露軍の横を突くため右へ回り込む
正面から押してだめなら側面を突く。
戦術の基本。
露軍の逆襲で崩壊の危機に
秋山の側面攻撃で、ロシア軍に大きな被害が出る。
しかし、ロシア軍司令官クロパトキンは
豊富な予備兵力を投入してきた!
日本軍は全線で崩壊の危機に立つ。
さらに右を突くため、新鋭黒木軍が大きくまわりこむ
そこへ、さらにロシア軍の右を突くために行動していた
新鋭黒木軍(日本最強?)が戦闘に参加!
黒木軍に仰天した露司令官クロパトキンは
最強黒木軍が出現したことに驚いたクロパトキンは
黒木軍を恐れて・・・・
机をひっくり返すように、黒木軍に全軍を向ける
ロシア軍正面を①軍②軍③軍とすると
机をガバッと黒木に向けるように兵力を転換!!
崩壊寸前だった奥・野津軍が助かる。
知らずに山を獲りにいったら、大兵力と遭遇
ロシア軍が全部向かってきてることを知らない黒木軍は
重要拠点の山を攻略するため前進。
ロシアの大軍と激戦になる。
師団まるごと夜襲等の離れ業を繰り返し撃退
日本お家芸の夜襲を師団まるごと行ったり、
銃剣突撃を繰り返して
大きな犠牲を払いながらもなんとか山を奪取した。
露軍ゆうゆう撤退へ
完全主義のクロパトキンは
黒木軍との小さな戦いに負けたことを気にして
奉天(次の拠点)でやり直す!という感じで撤退を始める。
崩壊寸前だった日本軍はなぜか撤退していくロシア軍を眺めながら
戦力無く、追撃することもかなわなかった。。
クロパトキンは敵がどんな状況かよりも、味方がどうなってるかを
気にしすぎたため敗れた。
ロシア軍は一人相撲をとって負けたようなもの!!
以上、遼陽会戦概略図でした。