2013年8月まで大阪でイベントの営業として正社員をしていました。
その時の給料が20万円前後でしたが、いまでは正社員から業務請負委託と不安定ではありますが、三倍ぐらいの65万円もらえるようになりました。
しかも、土日祝休みで残業ほぼ無しです。
高卒で自衛隊に行って営業を経てモンゴルへ行った僕が、なんでこんなにもらえるようになったのかを書きたいと思います。
webデザイナー養成講座を経てモンゴルへ
モンゴルで騎馬隊を作るため、正社員を辞めてモンゴルへ行くことにしたのが2013年のこと。
徒手空拳で行っても厳しいと思ったので、ホームページを作れるようになっておいてからモンゴルへ行くことにしました。
ホームページを作ることができたら、
「あなたのツーリストキャンプ場のホームページを作ってあげるから二ヶ月ぐらいタダで滞在させてほしい」
などという交渉が可能だと思ったからです。
あの頃の日本でのwebの仕事は、供給過多な印象で今のように仕事になるとは思ってもいませんでした。
職業訓練でwebデザイナー養成講座というのを四ヶ月受けて、三ヶ月時給1000円のアルバイトをしてからモンゴルへ渡蒙しました。2013年9月のことです。
モンゴルで初仕事を受注
モンゴル国立大学で知り合った人たちとテレルジへ乗馬に行っていたりしていたら、いろいろと友達関係が広がってきました。
友達の紹介で、日本語を教える会社にて日本語教師をしていた時、「モンゴルで乗馬学校を作りたい」というモンゴル人のツオクトさんと出会いました。
会って話して10万円でホームページの制作をすることになりました。。
人生初の個人で受けた仕事です。モンゴルでは平均給料が月に4万円ぐらいですので、10万円は大金でしょう。
それでも僕に頼んでくれたことに意気を感じ、一生懸命ホームページを作りました。一ヶ月まるまるかかったと思います。
当時は、職業訓練でチームでホームページをひとつ作った経験があるぐらいです。デザインスキルもなければ、ホームページを組み上げていくスキルも怪しいものでした。
そこで僕がとった方法は、よさ気なホームページの丸パクリです笑
もちろん、画像とかはパクらすに、コードのみパクリました。(よくないけど笑)パクったサイトがワードプレスだったので、ちょっと手間取ったのですが、それでもhtmlとcssを載せ替えて表示するだけでそれなりに骨格は出来上がります。
そこにあとは自分で考えたデザインを入れていくだけです。
当時はhtmlのベタ書きでやっていたので、お問い合わせフォームを実装するのにめちゃ時間がかかつたのを覚えています。
メールフォームプロとかいうCGIを使っていました。その後にワードプレスに載せ換えたのでフォームまわりはとても簡単になりました!
まるまる一ヶ月かけてサイトを完成させたのが2014年3月の末ころ。
その年の夏の集客には間に合わなかったと思いますが、仕事を初めて依頼してくれた恩と助けてあげたい雰囲気がツォクトさんにはあったので、今ではホームページも随時アップグレードしながら一緒にツアーの仕事をやるまでになりました。
2016年は、ジグールインターナショナ○という日本の旅行会社から受託したツアー代金が払われずに裁判までして勝訴しましたが、結局逃げ続けられていて未払いのままとトラブルもありましたが、500万円ぐらい売上を上げるまでになり、毎年成長し続けています。
その後もモンゴルにて三件ほどホームページの制作をし、一年が経過しようとしていました。
一年間のモンゴル滞在を経て日本へ帰国
当初、モンゴルに来るときは骨を埋める覚悟で渡蒙しましたが、一年もいると体はやせ細り、蚊に食われたところを掻きむしっていたらひどいことになり、貯金もなくなり、現地に住んでいる日本人に友達が騙さられたり、また冬を越すのが耐えられなかったのもありーので、一年間のビザを延長せずに日本へ帰国することにしました。
派遣
派遣は儲かるという話を聞く
日本に帰ってきて何の仕事をしようかと考えていたら、「派遣は時給が1300円もあって儲かる」という話しを聞いて、派遣という働き方に興味を持ちました。
正社員だと残業しまくっても20万円ぐらいしかもらえず、アルバイトなら自由な時間は作りやすいけど時給1000円ぐらいでいくら働いても大した金額にはなりません。
派遣なら事務員でも1300円で残業したら1.25倍になるとのことなので、「これはすごい」と思って、派遣の仕事を探すことにしました。
仕事内容は時給が高ければなんでも良かったのですが、派遣会社の人と話していると、「時給の高さで行くならwebのほうがいいですね。スキルに少し不安はありますが、探してみます」ということで神戸のweb制作会社で2014年の9月から二ヶ月の短期限定で働くことにしました。
最初の派遣は時給1600円
時給が1600円です。モンゴルに行く前は1000円でアルバイトしていたことを考えると大きな出世です。ただ交通費は自腹になります。二ヶ月以上働くと厚生年金とかが二万円ぐらい引かれるので、手取りはさらに安くなります。
ほぼ未経験の僕が時給1600円で働けた理由は猫の手も借りたいぐらい忙しかったから
当時、僕のweb経験は、個人で作ったwebサイトのみでした。
チームで仕事をしたことがなかったことと、コーディングの書き方が完全に自己流の適当な感じでしたが、それでも現場はコードを書く人手が足りなくて猫の手も借りたいぐらいの勢いだったので、僕でも採用されたのだと思います。
勤務を初めて最初の一週間は、僕の書いたコードをダメ出しされまくりで、ひどいものでした。ひとつのタスクごとに上長に確認してもらって修正されまくるという、お金をもらってこんなことをしていてもいいのかというぐらいでしたが、僕は吸収が早い方なのか二週間目ぐらいからは良い感じでコードを書けるようになってきました。
ただ二ヶ月過ぎる頃には、眼精疲労がすごくて毎日死にそうになりながら仕事をしていたのを覚えています。なんとか二ヶ月終わって正社員にならないかとの打診も受けましたが、正社員になると残業もひどくなるし給料も安くなるしでロクなことがないので断わりました。
この会社で学んだこと
基本的なコードの書き方、レスポンシブ実装
基本的に今の時代は、大企業でボーナスすけえもらえそうか、仕事にむちゃくちゃやり甲斐を感じるかでないと正社員になるメリットはないと思います。(若い人は別です。経験を積むためにも最初は正社員がいいでしょう)
とにかく目の疲労がすさまじかったので、次の仕事も紹介されていましたが、鳥取に目を休めるために遊びに行きました。
一週間か二週間ぐらいいて、ようやく少しよくなったので、大阪に戻ってきます。
次はデザインとコーディングで時給1800円だが・・・
次は本町のアプリ制作の会社でコーダー兼デザイナーとして働くことになりました。時給は1800円。
ただこの会社は、求人の時点で1800円と出していたのですが、面接が終わった後に「時給を100円ぐらい下げたい」などと言ってきました。100円下がっても1700円なので迷いましたが、ここは強気で「一円足りとも下げるつもりはありません。ダメならお断りします!」と強気でいきました。
他の会社でも面接をしたらすぐに決まっていたので(派遣は面談したら必ず採用しなければならないという法律があるらしい)、この調子ならいくらでも仕事がありそうだったのも強気を選んだ理由です。
結局、時給の値下げはなしで1800円で採用されました。ここもひとつのプロジェクトが終わるまでの短期です。短期前提の方がやはり時給は高い。この時、家の近くで長期前提の派遣がありましたが、時給は1350円とかでした。「1350円なんて事務員と同じやないか!」と、かなり調子にのっていたので、即お断りです。
長期は安く短期は高い
ただやはり長期前提になると、それぐらいが相場なのかもしれません。でも僕は長期でぬるい職場でダラダラやるよりも、短期決戦の現場で結果を出して次の仕事でさらに時給アップを目指す方が、稼げると思ったので短期で高時給狙いで行きました。
本町の会社は当初三ヶ月ぐらいの予定が、延長されて半年間勤務しました。
この会社で学んだこと
PC.SP.iPadのデザイン、レスポンシブ実装
派遣は弱気だと安く叩かれる
またこの本町の会社で働いていたとき、人手が足りないとのことだったので、友達を紹介して一緒にしばらく仕事をすることになりました。
でも後々聞くと、友達はその会社に直接雇われたにも関わらず時給が1300円しかもらっていなかったと聞いて愕然としました。
本人は自信のない子だったので、これでいいと言っていましたが、やはり安く叩けるところは容赦しないんだなと思いました。
強気でいかないとダメです!てめえのところで仕事をしなくてもいくらでも代わりの場所はあるわ!という態度で終始いかなくてはなりません。戦いです!
これが派遣の厳しいところです。
弱気になったらとことんまで叩かれていいように使われるだけなので、個人個人がスキルの相場感と、どれだけ相手が人を求めているのかをしっかりと把握して有利に戦いを進めましょう!
次は長期前提で1600円だが・・・
その後は天満橋のweb制作会社で勤務。ここは長期前提だったので時給は少し下がって1600円。なんで長期を選んだのか覚えていませんが、短期を刻むことに疲れていたのだと思います笑
ただここもひどいところがあって、長期前提なのに最初の二ヶ月の契約で契約終了に笑
契約終了が決まった後になってから、「長岡くんは現場の評価もいいみたいやからうちで働かないか」などと言われる笑
契約終了しといてそれはない笑
ちょうど良い時期6月末に契約が終わったので、6月〜9月までモンゴルに行きました!!
楽しかったぜ!!
この会社で学んだこと
js.jqueryを使ったいろいろなサイト制作の技術
モンゴル滞在中に毎日書いていたブログ
稼げる業務委託
日本に帰ってきてからどうしようと考えていた時に、業務委託というのがあるのを知りました。
業務委託なら安くても30万ぐらいはもらえて40万とかもいけるとか!
これは派遣よりすごいということで、業務委託の派遣をしている会社に登録しまくります。
派遣が安くて業務委託が高い理由
派遣会社の取り分は時給の30%〜40%ぐらいと、なかなかとっています。
上乗せが高い理由は、厚生年金などの社会保険の支払いが義務付けられているのと、派遣社員をやっているような人は、手間のかかる人が多いからだという話を聞いたことがあります笑
業務委託の場合、派遣会社の取り分は10%〜20%ぐらいだと思います。
業務委託になるためには開業して個人事業主にならなくてはならないので、このハードルを超えることのできる人はあまり手間がかからないというのと、社会保険などに派遣会社が入る必要はないから。個人事業主が自分で全部やる必要があります。
これならどう考えても業務委託のほうがいいと僕は思ったので、業務委託一本でいくことにしました。
仕事が決まっていない→家が借りられない、家が決まっていない→仕事が決まらない
家がないと商談(業務委託は面接ではなく商談という)も決まらないし、仕事がないと家も決まらないというどつぼにハマる。。
東京進出一発目は月収45万円
なんとか仕事が決まってなくても住まわせてくれる大家さんを見つけ、仕事はセミナーで知り合った社長の会社から派遣されていく形で就職できました!東京進出を叶えてかれた社長には感謝です!!
仕事内容は大手自動車メーカーのサイト制作で、月収は140時間〜200時間で45万円(税別)と大阪に比べて15万円ぐらいアップ!
仕事内容もすごい会社の仕事だし、月収も高いとかなり最高な気分でした!
でも働いてみると、あまりに大手の仕事なためか決められた枠組みに正確にコードを入力していくというもの。コーダー(コードを書く仕事)ですらなくオペレーター(機械的な作業?)みたいなもので、句読点一つの打ち方も厳格に決められているなど正確さを鍛えるにはすごく良い環境でしたが、実際にwebをがりがり書いていくというスキルはあまり鍛えられない現場でした。
といっても、当時の僕にとってはよい給料だったので、五ヶ月ぐらい続けていたのですが、「予想していた仕事がこなくなったから雇えなくなった」と言われて契約終了。
確かに最後の一ヶ月は、一日の間に依頼される仕事が句読点をひとつ付けるだけとかだったので無理はないですね。
ただ、就活して次の現場が決まってから「やっぱり仕事がきそうやからもうちょっと働いてほしい」などと言われる笑
この会社で学んだこと
正確無比に記述する心構え
次は1万下がって44万円
次の現場は一万円下がって44万円(税別)になりましたが、仕事内容がバリバリコードをかける現場だったので承諾しました!
この現場は王手通信会社のサイト制作の仕事でした。
とてもやりがいのある現場で、ランディングページ制作を、コードを最初から作るところを任せてもらえたりしたので、大きく成長できました!
前の現場の正確無比な記述の心構えもすごく役に立って、この現場のみんなは結構やらかしていましたが、僕は大きなミスになることは一度もなかったです!
僕と現場の間に4社も入っているのは苦痛でしかなかった
徹夜したりとかもあって楽しげな現場だったのですが、いかんせん僕と現場の間には今回4社も入っていたのがつらい。。
間に4社も挟んでいると、コミュニケーションも取りづらいし、僕へのお金の支払いがどこか一社でも止まっちゃうと滞りかねないというリスクもあります。
また特に僕の上の上の会社の人がすごく嫌な人で、「あなたたちコーダーは余っているので面接頑張ってください」などと平気で言ってきます笑
こいつの下で働くのは嫌だなというのもあったのと、夏を前にして何が何でもモンゴルへ行きたくなったというのと重なったので、契約更新のタイミングで契約終了することにしました。
「そんな理由で契約終了していたらこの業界のブラックリストに入って働けなくなるよ」などと脅されもしましたが、まあそんなことはあり得ないでしょう。
2ヶ月モンゴルへ
モンゴルへどのぐらい行くか迷いましたが、賃貸の家を残して行くことにしたので、もったいないから2ヶ月のみにしました!
僕にとって2ヶ月のモンゴルはちょっと短かったけど、楽しかったです!こんなこと言うと、普通に働いている人に怒られそうですね笑
8月に帰ってきて面談したら全部受かる異常事態
6月7月はモンゴルで過ごして、8月に帰ってきて就活したら、なんと面談したとこは全部受かりました。人材不足極まれり!って感じです。
マネーゲーム勃発
複数受かっているとこんなことが起きます。
「Aの派遣会社の案件はこの条件なので、あっちにしようと思います」
とBの派遣会社へ。
「じゃああと五万あげるのでどうですか?」Bの派遣会社
となり、Aの派遣会社にお断りの連絡をします。
「Bの派遣会社が値上げすると言っていてどうしても働いて欲しいそうなので、あっちで働こうと思います」
「どうしても長岡さんにきて欲しいみたいなのでまだ金額を上げることは可能です!決めてくれるなら金額アップ可能です!」Aの派遣会社
みたいな感じになって完全マネーゲーム状態。
一度マネーゲーム状態に入っちゃうと、断るときに30分ぐらい電話であなたの会社にいかない理由を説明しないと許してもらえない感じなので、めちゃ大変です。
マネーゲームは精神的が荒廃するのでやらない
今は、最初の提示金額がダメだったら即座にお断りする方針にしています。
金額を聞いた瞬間にバシッと断ることが大切です。そしたら「あと五万上がるとしたらどうですか?」などと聞いてきますが、この交渉スパイラルに陥ると精神を磨耗させてしまうのと、派遣会社もそれを前提とした安めの金額を言ってきて面倒なので、希望額を明確に伝えておき、それ以下なら即断で断るスタンスにしています。
月収55万円へ
この時は初のマネーゲーム状態に突入したのもあり、仕事を決めるまでに疲れ果てましたが、55万円(税別)で仕事をゲットしました。
旅行系のサイト制作の仕事というのもあって、とても楽しく仕事をさせてもらいました!
ただ仕事内容が開発からディレクター的な作業に移ってきたのもあって、個人的にはもっと開発ができるようになりたかったので、契約更新のところで終了になりました。
終了のタイミングで1ヶ月モンゴル
モンゴルではドローンを使って撮影をしてきました。
山にぶつけたりしましたが、壊れることもなく楽しく撮影できました!
-40℃近くの真冬のモンゴルでmavicを使って空撮して得た教訓と、氷点下でドローンを飛ばす方法
そして月収65万円
帰国後にまた他の仕事を探していたら、一つは落ちたものの(面談で、「今一番興味のある言語や技術は何ですか?」という質問に「人工知能やブロックチェーンです」などという仕事に関係ないことを行ってしまったこともあって不採用になりました)大きな会社に受かって今現在働いています。
フロントエンドとデザインのハイブリッド案件だったのと、大きな会社だったのでなかなか良いお値段ですね。僕みたいなエセフロントエンドにしては上出来の金額ではないでしょうか。
面談でこれを聞かれたら脈はない
面談にて「長岡さんは勤務期間が短いのが多い(webの仕事で半年以上働いた現場はないため)ですが、これはどうしてですか?」と聞かれた場合は脈なしと捉えています。
この質問をしてくる背景として、長期で雇いたいというのがあります。
長期前提だと金額も10万円ぐらい安くなってくるので、いかに給料をあげていくかという自分の志向とは全く合いません。
また僕を断る理由を探すときにもこの質問をしてくることもあります。なのでこの質問をされたらさっさと面談を切り上げることにしています。
これを聞かない理由
ただこの質問をしてこない会社の場合は、よほど人が欲しいか、短期で都合よく使えそうな人を探しているかのどちらかなので、そこは割りきって行きましょう。
自分としては、短期を積み重ねて行くほうが、どんどんスキルも上がるし給料もあがると思っています。会社に入ってからの最初の一週間二週間のてんてこまいからの成長っぷりには我ながらゾクゾクします。
まあ、一年も二年も同じ会社で長期の休みもなく働き続けなければいけないなんて、考えただけでも卒倒しそうですなのもあるのですが・・・
業務委託で高報酬を得る方法
自分の値段を把握する
業務委託は自分のスキルと時間を売る仕事です。自分の経験とスキルを棚卸しして、自分の値段を決めましょう。といってもいきなりはわからないと思うので、派遣会社に登録して紹介してもらえる案件の内容が参考になると思います。
景況感を把握する
需要と供給に左右されるので、日頃からニュースをよくみて景況感や人手不足感を掴んでおきましょう。
僕の現時点での把握では、2020年ぐらいまでは人手不足が続きそうですが、その後はどうなるかわかりません。
また人工知能などによってwebの仕事が一気に機械にとって変わられる可能性もあります。特に単純なコーダーなどは真っ先に仕事がなくなると思います。
派遣会社のいう事を鵜呑みにしない
派遣会社としては、安く雇って高く送り込むことが利益を最大化する方法です。
希望金額を伝えると、
「あなたの市場価値はそれほど高くありません。みんなそんなに高くないですよ」
などと言ってきます。
自意識を打ち砕いて安く仕事をする人間に仕立てあげようとしてくる魂胆なので、こちらも毅然とした態度をとることが必要です。
「この金額で案件がないなら大丈夫です。特に急いで仕事をしたいとも思っていません。他の会社でも探してくれています」
と言ってラフな感じであることを伝えましょう。
ただこの手法は人手不足が深刻化している今だから使える方法です。強気で行けるかどうかは、景況感と自分のスキルによることを忘れないようにしましょう。
また高い金額で入り過ぎても、求められる仕事レベルについていけなければ苦労するのは自分と一緒に働く人たちだというのも忘れないようにしましょう。
複数の派遣会社に登録する
複数の派遣会社に登録することは必須です。一社だけだと良い案件に巡り会える確率も低いですし、派遣会社間での競争が起きないので金額も安くなりがちです。
でもあまりたくさん登録していても、対応が手間になるので僕は王手2.3社でいいと思っています。
金額について
派遣は時給だけですが、業務委託は少し複雑です。
僕は現在
月額65万円(税込)
140時間〜180時間
超過単価:650,000円÷180時間=3,610円/時間(10円未満切捨て)
控除単価:650,000円÷140時間=4,640円/時間(10円未満切捨て)
時間単位:15分
140時間を下回ったり、180時間を上回ったりした時は、時給換算で増減します。
業務委託の残念なところ
こんなにもらえるんやったらみんな業務委託になればいいやん!って思うかもしれませんが、正直お金意外の面ではいいところは少ないです。
業務のミスマッチは起こるのが当たり前
派遣会社は結構適当に仕事を紹介してきます。会社へ面談に行っても、ほとんど経歴書を見ずに呼んだだろうっていう会社もよくあります。
会社の担当者が技術的に詳しくない場合は、会社に入った後に求められるスキルと自分のスキルとの差異に苦労することがよくあります。
でもそういう現場だからこそ、大きく成長できるチャンスも秘められていますので、アグレッシブにいきましょう!
派遣会社は名前をよく間違える
東京にきてから業務委託で四社目ですが、三社は名前が間違えて登録されていました。
アカウントも違った名前で登録されていて、直そうにも直せなかったときは、その間違った自分の名前を見るたびに嫌な気分になったものです。
派遣や業務委託はリソースでしかない
派遣や業務委託は、仕事をこなすために雇われます。
高い技術力で仕事をこなすか、正社員が新しい仕事に振り向ける時間を作るために仕事をこなすかになります。
派遣や業務委託はリソース(資源)でしかない場合がほとんどです。
派遣や業務委託は所詮外部の人
派遣や業務委託は派遣先の会社で仕事をしますが、現場では〇〇会社からきた外部の人間として扱われます。
正社員が入社するときのように歓迎会や自己紹介をするような機会はないですし、契約が終了したらそれで終わりです。送別会のようなことはないのが普通です。
(派遣先からは外部の人だし、派遣会社からしても別に派遣会社の社員でもないので、外部の人間です。契約が終わればさよならです。別に送別会をしてほしいわけではありませんが、じゃあ俺は一体誰なんだとか思うこともあります)
いつの間にか来て、いつの間にかいなくなっていた人、でしかありません。やはりリソースでしかないのです。
正社員の仕事は楽しそう
僕も業務委託で働いていると、正社員の仕事を羨ましく思うことがあります。僕が入った現場の正社員の方たちは、みんな輝いていました。自分の仕事として大きな立場から仕事に取り組んでいる人はみんな素敵です!やりがいのある仕事ならば正社員は最高の選択肢だと思います。
業務委託に向いている人
やりたいことがある人
派遣や業務委託で働くならば、自分の趣味や仕事があったりと、それ以外に生き甲斐を見出さない限り、つまらない人生になってしまう気がしています。
そのかわり、正社員をやっていてはもらえないような給料を得ることができるのが業務委託のいいところです。(派遣はちょっと難しいかもしれません)
また色々な会社で働くことで、うまく吸収できればレベルアップも大いにできます!
僕はモンゴルの仕事を楽しくやっているので、派遣や業務委託はお金とスキルを身に付けるためと割りきってやっています。
もし何もやっていないとしたら、どこかの会社に正社員で入って、会社のためにばりばり働きたいですね。
編集後記
そろそろ業務委託も疲れてきました。
個人的にそろそろ業務委託をやっているのも疲れてきたので、ちょっと話がきている事業で、一気に起業してみるのもいいかなと思っています。
業務委託や派遣にはいつでも戻れます。
一度しかない人生なので、自分のやりたいことのために生きていきたいですね。
我々はなぜ働くのか
人間は生産=労働を通じて、何かを作り出します。そうして制作された物を媒介にして、いわざ事後的に、人間は自分が何ものであるかを知ることになります。ちょうど透明人間の輪郭は彼が通過して割れたガラス窓の割れ具合からしか知られないように
内田樹 寝ながら学べる構造主義
そうです、労働して自分は何かを発見するために働くのです。決して生活の糧を稼ぐためでも、仕事の後のビールのためでもありません。
自分とは何かを労働の成果によって捉えるために働くのです。
業務委託の仕事は、仕事の対価(お金)や、スキルアップにはなるとおもいますが、何をやったかという働く理由の根源のところが弱くなってしまいます。これこそが、派遣や業務委託にまつわる非人間性の根源かもしれません。
お金ももらえて、成長もできて、仕事のやりがいもはっきりと存在する仕事に出会える人が、増えることを願ってやみません。