モンゴル弓の練習大会に参加!

騎兵になるためには避けて通れないのが弓術。

しかし現代のモンゴルでは弓の練習を出来る場所がほとんどありません。

モンゴルで観光客向けに弓をやっているところが13世紀村という観光地(値段も高い)ぐらいしかなかったため、モンゴル人の方に四方八方手を尽くして探してもらって、やっとナーダムで弓の選手として出場している人達の練習会に混ぜてもらうことができました!!!

それまでの経緯は下記に
モンゴルで弓の習得へ向けての第一歩!

上記のブログで紹介した警察官の方から20日に待ちに待っていた連絡がきました!

「22日、日曜日の10時からバヤンズルフ橋のところで弓の練習がある」

と教えてもらったので勇んで今日の10時にバヤンズルフ橋に行ってみると・・・・

誰もいない

これもモンゴル時間か・・・

と諦めて食堂でご飯を食べて11時頃に橋へ行ってみると、まだ誰もいない!!

ぬおおおおお!!と一緒に来てくれたモンゴル語ができる日本人学生さんの助けを借りて電話しまくっった結果、なんと会場のバヤンズルフ橋が違うバヤンズルフ橋だった事が判明!

その差10km!!

教えてもらう立場の分際で偉そうな事はいえませんが

「ちゃんと教えてくれ」

と思いました(笑)

意気消沈しながらもタクシーを拾って現場へ向かうことに。

その時既に12時。

2時間も寒空の中右往左往(笑)

一緒にきてくれた日本人の方も帰り、僕一人に・・・

モンゴル語があまりわからない状態の僕だけで、本当に弓の人に会えるのだろうか・・・

携帯の電池も切れそうなのもあり、ウランバートル市内から離れて行くにつれてその不安は募りました。

何回もうやめて帰ろうと思った事か!

15分ぐらい走って橋についてみるも、誰もいなくて僕の携帯で電話してやり取りするも電池切れ・・・

でも帰った日本人に借りていた携帯電話を使ってなんとか合流!!!(借りてなかったら死んでましたありがとうございます)

英語の出来るロシアっぽい綺麗な女性が迎えにきてくれました。(モンゴル人ってたまに西洋風の綺麗な人がいます)

それで弓の練習をしている人のところへ連れて行ってもらい、やっとこさ弓を教えてくれる警察官の方と会えた!!

ふー

橋の勘違いでかなりご迷惑をかけてしまいました・・・

でも怒っていませんでした(笑)

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時間は13時。

午前の部は終わったのか、みんな集まって何か話しています。

手前のおじいちゃんのデールがめちゃかっこいい!!
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ここからはモンゴル弓の練習大会についてわかった範囲で解説していきます。

とりあえず動画で射撃のようすを

それでは写真で説明します。

会場全景

氷の上にいる人達の右側が射つ人で左が射点です。
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真ん中のボールに当てたらポイント。氷の山と氷の山の間に着弾しないとポイントになりません。(手前で落ちて滑ってきてもダメ)

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順番で一人2射ずつ射ちます。得点を記録する人が右下にいますね。

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こんな感じで記録します。僕も6回(計12発)射ちましたが、一つも当たりませんでした(笑)

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先がゴムになっています。先生の矢を借りて射っていたら、一本折ってしまいました・・・・

テープでぐるぐる巻きにして治せるようで「大丈夫!大丈夫!」と言ってくれました。

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僕以外にも折ってる人は何人かいました。完全に運ですね(たぶん!!)

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射点の人。ボールにあたったら「おーや!!!!」みたいなことを叫びます。意味はわかりません。

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僕の先生になってくれた人です。

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会場で一番上手い人の射撃を後ろから撮ってみました。

よく見ると命中してボールが歯抜けのように一個なくなっているのがわかります。

動画では簡単に射っているように見えますが、モンゴル弓はむちゃくちゃ重くて引くのが大変です。

多分、馬上で射つために小型化したことにより、弦を強くして小さい弓でも遠くへ飛ばせるようにしたためだと思います。

でも僕も日本で筋トレはしていたし元自衛隊だしライフル銃は得意だったし一昨日腕立て伏せしたしモンゴルでは肉も食べまくりだったので、ある程度自信はあったのですが、もう全く歯が立ちませんでした・・・

もはや的を狙うとかそういう次元じゃなく、弓をセットして前に射つだけでもう大変!

あまりの弦の重さに腕はまっすぐのばせないし、腕もむちゃくちゃ痛くなってもう大変!!

一発射つたびに腕がびっくりするぐらい痛くなって、すぐに身体がガタガタに・・・

自分の出来の悪さに落ち込んでいたら、トコトコ川のむこうから杖をついたおじいちゃんが現れ、おもむろに弓を引き始めると・・・・

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お、お、おじいちゃんが弓を射った!!!

もうモンゴル人の身体はどうなってるんでしょう・・・

腰を丸めていたおじいちゃんが背筋をまっすぐにして弓を射つ姿をみて、

世界を席巻した騎馬民族の末裔はやっぱりすごいなあと実感しました。

ちなみに女性の方達は昼ご飯を振る舞ったあと、ゲートボールのようなゲームをしていました。

まず、的をセッティングします。

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狙って〜

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おじさんの前にある的に当てるゲームのようです。

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弓を射つ夫を待つ間に生まれたゲームなんでしょうか。

とても盛り上がっていましたね〜!

僕も弓ひろいをしながら射たさせてもらいましたが、前述したようにサッパリでした。

先生から「柔らかい弓を買わないと練習できない」と言われたので思い切って買うことにしました!!

値段は

弓が22万tg(13000円)

矢が1万tg(600円)

弓を作る人も選手みたいで、その人と交渉して金額を決めてくれました。

1万越えの買い物なので若干迷いましたが、観光客向けに弓の練習が出来るツアーを僕の弓で出来るからいいかな

ちゃんとマスターして教えれるようになってみせる!!

最後は表彰式で締められました。

面白かったのが、ご飯を作ってきてくれた女性陣に

「ご飯美味しかったですありがとう賞」のようなものを授与していることでした(笑)

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女性への労りの気持ちがすてきでしたね〜

一番成績が良かったみなさん。

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よ〜し、次はデールをきて僕も頑張るぞ〜!

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