自分の悩みと宇宙とを比べらることの真意

宇宙から見たら自分の悩みなんてちっぽけなんだからクヨクヨするのはやめなよ!・・・という慰め方の真意
宇宙で起きているダイナミックな現象(ブラックホールとかそんなん)に比べたら、太陽や地球なんかはあってもなくてもかわらないもの。
さらに自分ひとり人間の事になると、ほんとに小さい小さい小さい事に過ぎないんだから、そんなちっぽけなことに悩んでいて、クヨクヨしていて、あなたどうするの?(;゜0゜)?
ということが、こういう話の一般的な回答だと思う。
だがしかし!
安心してほしい。
この一見陳腐に思える慰め言葉には、もっと深淵なる意味があるのだ。
自分に比べたら宇宙なんていう意味不明な程にデカイ対比物を持ってきて、無理矢理納得させようなんていうくだらない腹ではないのだ!
宇宙っていうものを考えるときにヒトは、どうなるんだろう。
頭の中はどうなっているんだろうか?
多分、宇宙を引き合いに出したのは、宇宙を頭の中でイメージしている時のヒトの心の中の変化を狙ってのことだろうと思う。
宇宙には、果てしなく広がる空間がある。広すぎて目も眩むほどの空間がある。
この物理的な大きさが、そのヒトの悩みの大きさと対比することによって、その悩みとやらの小ささを自覚してもらおうということがこれまでの陳腐な考え方からの解釈だったであろう。
でも、宇宙という「物体」と悩みという「概念」を対比させることは、同列は不可能であると思う。
宇宙の真意は大きさではない。
宇宙は未知に満ち満ちているということが、宇宙の持つ真贋ではないだろうか。
まだまだわからないことだらけの未知に満ちているということが、宇宙を考える上で一番大きな要素であると思う。
その未知に満ちている宇宙と、そのあなたの悩みを対比させることが本意なのだ。
人生はわからないことだらけである。
悩みというものも「わからない」
ということが、悩みが存在することの理由であろう。
その解決方法のわからないあなたの悩みと、未知に満ちている宇宙の不明さ。
そこは、同列に捉えよう。
まだまだ宇宙には、わからないことだらけだ。
だからこそ、宇宙というものにヒトは惹きつけられるのだし、宇宙を目指そうとする。
空を見上げる。
未だ見ぬ知的生命体を想う。
宇宙には、わからないことが山ほどあるからこそ夢に満ちているのだ。
わからないからこその、夢。
わからないからこその、悩み。
その夢見る瞳で宇宙を眺めるヒトと、悩みに満ちたあなたは、ある意味同じだ。
希望や夢と、悩みは本質的には同じものだ。
悩みもその時を過ぎれば、良い思い出になる。
悩みによってのたうち回り、憔悴し、死を想うまでに思い詰めたとしても、それを乗り越えてしまえば、良い思い出になってしまう。
過ぎ去った人にとっては、そんなものだろう。
「わからない」ということそのものが、夢と希望と悩みは同じものだとする根拠になっている。
「夢と希望と、悩み」というこれらのおよそ正反対の事柄が、本質的には同じであるというそのことをわかってもらいたいがために、悩みを相対化するための方便として宇宙というものを先人は引き合いに出したのだろうと思う。
夢と希望が存在するのは「わからない」ことがあるからだ。
悩みも「わからない」ことがあるからだ。
宇宙を引き合いに出すことで、その「わからない」ことが豊富にあることの素晴らしさを、感じてもらいたかった。
宇宙から見たら自分の悩みなんてちっぽけなんだからクヨクヨするのはやめなよ!・・・という慰め方の真意は、わからないことが豊富にあるということの素晴らしさをわかってもらいたかったからだ。
それでも納得できない、人もいるかもしれない。
やっぱり、宇宙と個人の悩みを相対化するなんていう、あまりに違いすぎるものを出すことで、個人の悩みの大きさに関わらず相対的に極小化してしまうという欺瞞は拭えない。
自分にとっては大きな悩みを、
宇宙によってぎゅぎゅぎゅ~と勝手に圧縮されてしまうことの不快感。
これが問題の本質かもしれないと、いまこの文章を書いていて思った。
僕はすごい思い違いをしていたのではないか。
でもこの思い違いだということに気づいたのも、ここまで文章を書いてきたからわかったことなんだろうということで、勝手に納得することにした。
だがしかし、この問題を解決する方法は、まだ、思い浮かばない。
思い浮かばないが、解決方法はあるはずだ。
宇宙と悩みを相対化するという方法は、ただの子供騙しではないはずだ、という自分の根拠のない直感があるからである。
だから、また今度いつか解決方法が思い浮かぶまで、この問題は寝かせておいて置こうと思う。
PS
誰かが、このことについて僕に直接問いかけてくれたら、問題は進展するかもしれない。
問題が解決するかもしれない。
待っている!

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