探偵ナイトスクープは、子供の頃からよく観ている番組です。
今日放送していた、一年のまとめ番組を観てて思った、なんでこんなに面白くて受け入れられているんだろうと思った事について書きます。
探偵ナイトスクープは、視聴者からの依頼を募集し、あの手この手で解決していく番組です。
この、視聴者の依頼が、切実なことであったり、ひどくくだらない事であったり千差万別なのが選ばれる事が特徴です。
テレビの前で観ている視聴者と同じ位置にいるはずの人(依頼者)が、千差万別の悩みを抱えていて、そのどれもが「なんとかしたい!」という強い想いを抱えています。
切実感切迫感のある課題を解決しようと一生懸命頑張る姿が、面白くもあり、涙をも誘うのだと思います。
それだけならば、他の番組でもありそうですが、ナイトスクープでは切実な依頼(くだらない依頼も)を、普段では会うことの無くテレビでもあまり観たことがない専門家(ゴキブリ専門家やキノコ専門家等….)をお呼びして解決してもらう、というところがあります。
切実な課題に悩む一般人と見識深い専門家の間を、探偵が取り持ち笑いを入れる事で、堅苦しいドキュメントにならずとも、見応えのある話にしてしまうバランス感、がすごい。
大衆娯楽番組を一気にインテリ番組にまで、いやらしくない形で笑いをもって引き上げ、一般人と専門家という関連性が薄い人が、お互いの持ってる物(依頼者の切実性、専門家の知識)が相互に高め合って解決するまで一緒になってやり切る。
上手く解決した時は皆で一緒に喜び合い、上手くいかなかった時も、一生懸命やった!というある種の達成感を得るところを、テレビの前にいながら体感する事が出来る。
依頼者が、依頼の解決を通して身心共に成長していくところを、短い時間で笑顔をもって味わえるところに、この番組のすごさがあるように思いました。
罪としては、専門家の特異な言動行動を笑いにしてしまっている事ですかね笑
笑いにされても専門家が怒っていないのは、依頼者の方がもっと笑いを提供してるからなのか、お互い真剣であるという、ある種の通じ合う気持ちが生まれてるから、問題にもなっていないのかもしれません。
以上、とても良い番組だなと思った感想でした。
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