肯定できる自分探しの旅

自分探しの旅を肯定したい!
自分探しの旅は、「結局日常からの逃避でしかないので良いことではない」という意見がよく語られています。
確かに、逃避からはよっぽどの事がない限り、良い事は生まれないと思いますが、だからと言って、自分探しの旅を全否定する論調に大きな違和感を持っています。
その、自分が長い間違和感を持っていた「自分探しは全て悪いことである」ということへの反論になるような、「自分探しの旅のやり方」を、読書会で議論する中で発見しましたので、ここに書きます。
そのやり方とは
「世界を祝福する旅」
の場合です。
(祝福ってなんか胡散臭さが漂いますが、これ以外に適した言葉が見当たりませんので、続けます。)
世界を祝福するということは、「良いことを見つける」ということです。
「良いこと」とは、旅した地域の風習のようなものかもしれませんし、小さな習慣のことかもしれません。
世界に住む人々が日々の暮らしで何気なくやっている「良いこと」を発見して教えてあげる、これが「祝福する」ということです。
しかし、既に当たり前となっている「みんなが知ってる良いこと」を改めて教えてあげても、あなたがワザワザ行くほどの価値はそこにはありません。
あなたがそこまで行くほどの価値を生み出すのは、「まだ誰も発見出来ていない良いことを、あなたが最初に見つけ出した」ということにあります。
あなたしか発見できない良いことを発見し、それを言葉で伝え、相手を祝福する。
このオンリーワンな発見をすることが、あなたが旅をする価値になります。
相手を祝福することで、自分の新たな価値も同時に生まれていく。
これが、自分探しの旅をしても良い状態だと思います。
しかし、その祝福を自分しか出せないユニークな価値とするためには最低限、自分の事を好きじゃないとできないのではないでしょうか。
自分の価値を知っているからこそ、相手の価値も発見して言葉にする事が出来る。
ですから、自分を受け入れてくる他者を求めに自分探しの旅に出るような人は、そもそも他者を祝福するなんていうことができません。
その人は自分のことしか頭にないので、運良く自分を受け入れてくれる場所が見つかれば良いのかもしれませんが、結局はまた新たな新天地を目指してしまうでしょう。
自分の価値を知ってる人が、新しい大地で新しい人と出会い、まだその人が気付いていない良いことを発見して伝えてあげることで、自分自身も祝福されていく。
こういうことをするのであれば、自分探しの旅はきっと、有益になるのではないでしょうか!
iPhoneからの投稿

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