漢(漢と書いておとこと読む)の北方謙三名言集「@kenzou_bot2」の紹介

はいさい!たけっし〜です。

当ブログの一番下〜〜〜〜の方においてある僕が作った名言bot。この中から本日は、「@kenzou_bot2」のご紹介をします。

北方謙三って誰?

index

ハードボイルドな歴史小説を書く人。とても強そう。氏の言葉として「とりあえずソープに行け」が有名。

北方謙三botって何?

氏の作品の中で歴史小説から「これぞ漢の言葉」という名言を抽出したもの。登録名言数は、kenzou_bot、kenzou_bot2と合わせて1000文ほど。

botを愛するファンの中には、「天をも焦がす熱さ」といった感想や「モンゴルで騎馬隊を作りたくなった」といった人がいるとかいないとか。

ここからは北方謙三bot2の内容に関してです。

北方謙三bot2の収録作品は?

収録作品

北方三国志」「楠木正成」「破軍の星」「武王の門」「悪党の裔」「道誉なり」「陽炎の旗」「波王の秋」がある。

見所は?

日本の帝を中心としてそれぞれの大義でもって戦う武士の話もオススメですが、今回は「北方三国志」を題材にその熱さの片鱗をご覧頂こうと思います。

名言で送る 北方三国志の名シーン「夷陵の戦い」編

呉が蜀との同盟破棄を決断したところです。呂蒙が関羽を倒すための計略をひっさげて出発するところですね。

   


関羽軍は呉軍に囲まれ最後を待つ段階です。関羽が見事な戦をしていたからこそ、曹操は蜀と呉に離間の計をかけざるを得なかったと、関羽の子 関平も父の強さを最後まで認めていたということでしょう。


関羽が死んだ事によって張飛が死を達観し始めています。


この言葉はとても好きです。戦略が完璧だったが故の誤ち。完全無欠なんていうのは存在しえないということでしょうか。


国のことより義兄弟を大切にする。はっきりいってむちゃくちゃですが、そこの筋を通さない事には国をも成り立ちえないという決意のようなものが伝わってきます。


張飛も死んでしまいました。死ぬときは同じ時と定めた兄弟が二人ともいなくなったとき、劉備の心は壊れ始めます。

大義よりも大事なものがあるからこそ大義を成す国が作れたということでしょうか。    

ここからは弔い合戦を挑んでくる蜀を受け止める呉のシーンに変わります。陸遜が呉の司令官で韓当は歴戦の勇士ながらその部下として、若い将軍の血気を抑える側にまわり、若き司令官の陸遜を助けています。


「考えなければならないなら最後まで考え抜く」、これはなかなかわかっていても出来ないことですね。これも好きな言葉です。
 
 

決める必要もない」、と陸遜は達観しました。ここまで自由な思考にたどり着いたことが、呉の勝因へと結びつきます。


「勝ちに乗るのではなく乗せたとしたら・・・」、これも好きです。韓当は百戦錬磨の老人なだけあって言う事が深いですね。
 
 

達観しまくりですね。怒りにまかせた蜀とは対照的な冷静さです。そろそろ蜀の敗北が見えてきました。


変わって蜀の陣営です。陸遜の火計が成功した瞬間です。劉備は自分の陣地に向けられる多数の火矢が決定的な敗北を予感させながらも、関羽や張飛が死んで現実を離れたところから捉えている劉備の心の描き方がすてきですね。
 
 


劉備が負けて初めて「死者にしてやれることは何もない」ということに気づきました。大きな後悔とともに劉備の命をも縮めてしまいます。


劉備が死ぬことによって、呉への恨みも消して本来の敵である魏へむかえ、ということを言っています。死ななければ消えないような恨み・・三人の絆はそれぐらい強かったということでしょうか。

いかがだったでしょうか。

「お前の解説のせいで熱さが冷めちまった!」ってお怒りの方もいるかもしれません。でもそれぐらい熱い方ならもう北方謙三ワールドへ飛び込んでも火傷しません!

さあ、一番下まで画面をスクロールし名言botをフォローして、その熱い世界に浸ってみてください!

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