自然と共に生きる人たちの魅力がいっぱい！ 鳥取てごてごキャラバンレポート

蒜山倶楽部Nadja。

たまたま立ち寄った森の中にあるような素敵なレストラン。
店内の大きな窓から見える何気ない木々は、紅葉を美しく見せるために木の種類や間隔等こだわっている。今みたいにするのに十年もかかったことを淡々と話すマスターの瞳が綺麗だった。

 

スコラふくろうの小路。

二十年前から宿泊用の建物や、ピザ窯や、テラスやブランコ等様々な施設を作り続けているところ。
今では余暇にたくさんの人が訪れるようになり、活気に満ちている。小屋もすごくオシャレに出来ていて、森の中にひっそりとある北欧の小屋といったところか。とにかくオシャレで小さなところがこだわり抜いて作られている気持ちの良いところだ。
ここをずっと作ってこられた山田先生は、笑うと素敵な笑顔を見せてくれる。その笑顔には、ここまで作り上げてきた満足感とまだまだ気持ちの良い場所を作ってやるぞという力を感じた。

平澤牧場。

パワフルすぎるおばさんとラーメンに陶芸にとなんでもできるおじさんと羊とウサギとメダカと猫がいる牧場。ラーメンも飯も水も野菜も全てが美味い！
自然と人の力が変な方向に(？)凝縮されるとこうなるんじゃないかというすごいところ。
業務スーパーで特売のコーヒーにも関わらずめちゃくちゃ美味い。水が大山の湧き水を使ってるかららしい。水が良ければコーヒー豆などなんでも良いのだ。

あと平澤牧場では漢(漢と書いておとこと読む)を募集しています。動物の世話は大変です。やらないといけない仕事が山積しています。若い力が必要です。僕は今回羊小屋の掃除を手伝いましたが、かなり大変でした。やる前に大変大変と聞いていましたが(元自衛隊の俺にかかれば大変な仕事などない！)と豪語していましたが、かなりヤバかったです。自衛隊で一番しんどい訓練と同じぐらいしんどかったです。左腕の筋力が無くなり、右手のマメは出来てすぐに潰れました。
漢が必要です。「我こそは漢であるっ！」という漢が必要です。
いざ、我こそは日本の漢と思う強者はぜひ平澤牧場へお手伝いに行ってあげてください！うまい飯とうまいラーメンとうまいコーヒーと快適なふとんと最高に愉快なおばちゃんおじちゃんが待っています。もちろん漢ならば女子も大歓迎。

八百屋Barものがたり。

なぜかいつも笑顔が素敵な人ばかりが集まっているところ。なぜなのかさっぱりわからないが、店の雰囲気といいメニューの力が抜けた感といい、何かの良い感じのバランスがとれているのかもしれない。「鳥取の八百屋Barものがたりにくると心も体も喜んでいるのがとてもわかるっ！」と仕事を手伝っていたカワイコちゃんが言っていた。なぜか八百屋Barものがたりにはカワイコちゃんばかり集まっている。なぜなのか。なるちゃんの「へっへっへ」という笑顔に惹かれているのだろうか。
わからない。何が良いのかわからない良さがここにはあります。
わかってたまるか！人間だもの。

あとレストランだけあって、もちろん飯が美味い。まかないで食べたおにぎりの粒が一つ一つ立っている感じにビビった。「おれこそが米ですっ！」っていうアピールを全米(アメリカじゃないよ)から感じる。また米が下の上で旨味のグラデーションを奏でていた。野菜の旨味もグラデーションだ。瞬間瞬間に旨さが変化していく。野菜の旨味が重層的にある。ここの野菜はすごい。色々な人の愛情に包まれてみせが成り立っているのだと思う。
なんて店だ、コンチクショウ。

うまいカレー

近くに大きな良い匂いのする木があります（名前忘れた）