ごーるでんういーくに旅した鳥取・島根を何回かのブログに分けて振り返っていきます。 島根の原生林を見て思った 古来日本人の心 出雲大社には、社を取り囲むように山々がそびえています。 その山々は、古来から神体山とされていたという説もあり、 あまり人の手が加わっていない原生林として今日に残っている貴重な姿です。 その古来日本の姿を留める原生林を見た時僕は、 「猛々しさ」 を感じました。 出雲大社の原生林は、山肌に多種多様の木々がひしめき合い、 自分を誇示するかのように林立しています。 まるで、木のボスキャラが山のあちこちにいて、 最終ボス直前今までのボスキャラがいっぺんに出てくるドラクエのような感じです。 日本のよくある山は、同じ種類か数種類の木が、綺麗に林立している姿が一般的なので これにはビックリしました。 この綺麗な山の姿というのは、戦後の植樹のためにそうなったらしいです。 ということは、古来の山は それこそ出雲大社の山のように多種の木々がひしめき合う、 「ボスキャラオンパレード」 のような猛々しい山ばかりだったということになります。 これは、古来日本人の心に少なからず影響を与えていたのではないでしょうか。 猛々しいボスキャラがひしめき合う山は、 山中も恐らく混沌と危険に満ちた世界だったに違いありません。 縦に細長い島国で四季もはっきりしているために、 山に育っていた木の種類も現在の比ではないでしょう。 そういう世界で暮らしていた古来の日本人の心の中に、 果たして自然に対するどのような想いが育まれていたのか。 今では予想も出来ませんが、多分 本当に厳しい山と接してきた日本人ならではの 「自然への畏れ」 というものがあったと思います。 その「畏れ」は、 形を変えて日本文化のどこかに必ず残っていると思います。 はっきりと何なのかはわかりませんが、 この畏れはいったいどういう感覚だったのでしょうか。 今後、この感覚について考えることでまた一歩 日本人というものへの理解が深まるような気がしています。 (混乱するだけかもしれませんが笑) 案内してくれて、色々教えてくれた梶谷さんに感謝!!!!