何かを諦めたその瞬間にその壁は越えているのだからもう一踏ん張りしたら上手くいくという話

(2011年の記事を追記編集しました)

今日は夕方から用事があったので代休をもらって休みでした。
そして、午前中トランペットを吹きに意気揚々と淀川の河川敷へ。
平日だから、人は少ないだろうと思っていたら、写真をとりにきてる、じじばば軍団がいたり
トランペットを軽快に吹いてるおっさんがいたりと、吹ける場所がなかなかありませんでした。

トランペットを吹いているおっさんの音色がかなり綺麗だったので、自分の音色は全然なんじゃないかと不安になったので
おっさんから離れて吹き始めました。

まず、吹き始めはロングトーンという、同じ音をぶおーっと吹いてトランペットと口の調子を整えるのですが
気持ちが動揺してたのか全然うまく吹けません。
いつもはすぐに音が安定して力強くなるのに、なぜか弱弱しい音しか出ずに
すごくダメダメになっていました。
1ヶ月前、2年ぶりに吹いたとき以来よりひどかったです。

よし、曲を吹いて調子を取り戻そう!
ロングトーンはやめて、楽譜を広げました。

そして比較的簡単なやつから練習し始めると・・・
やはり、全然うまく吹けません。
曲を変えても、音がよくでないし、2週間前に上手く吹くことが出来ていたアメイジンググレースも
どんな曲かまで忘れてしまっていました(笑)

そんな時にさっきのトランペットを軽快に吹いてたおっさんを思い出し、

「やっぱ、俺はだめなのか・・・
素人が独学でやって上手く吹くなんてできっこないか・・・」

今日はもうやめだ!と帰ろうと一瞬考えていたら

今朝みてたドラマ「夢をかなえるゾウ」のガネーシャの言葉が思い浮かんできました。

「誰でも壁にぶつかるもんやで。大半の人は、壁にぶつかってそこで諦めるから普通のまんまなんや」

「残念やな、壁にぶつかったていうことは、もう一歩で先へ進めるところへきたってことやのに・・」

(単純な僕は)「そうか!

今のプチスランプは、自分が成長する直前なんかな?!

だからもう一歩頑張れば上手くできるのかもしれない!!」

と思いました。
でも現実に今この瞬間壁に直面している状態でそこからさらに一歩踏み出すのは容易ではありませんでした。
自分のトランペットが変な音しか出てない状態を、写真を撮りにきてるじじばば軍団に聞かれるのも恥ずかしいし、そのままで練習している自分がものすごくみじめに思えてきます。
だから僕はなかなか練習を再開する気にはなれませんでした。

そこでまたガネーシャでてきて

「敵は自分自身やで」

という言葉が浮かんできました。
そして自然と思ったのが
「そうや、他人に負けるのは全然悔しくない。でも自分にだけは負けたくないやん!」
こなくそー!!ってなり
「もうなんでもええからとりあえず吹いたるわボケ!!」
って思いながらおもむろに吹き始めました。

しばらく、負けるかボケーって気持ちで吹いていたら、調子の良かった状態に戻ってきました。
そして、今井美紀のプライドを吹き始めると、何かが変わりました。
今までは、曲全部を通して吹くことはできなかったのに、自然と吹けてしまっていました。
夢中?だったのかあまり覚えていませんが

「あれ?なんか吹けた」

そして、ちょっと自信があったStoryを吹きはじめると
周囲が全然見えなくなり、ただトランペットだけに完全集中してる感じ
まさに、人馬一体ならぬ
人(トラン)ペット一体の状態に!!!!!
ほんとに唇から離れない感覚で、その世界に完全に入っていました。

その直後、じじばば軍団の一人
笑顔が素敵なじじいがやってきて

「後ろ姿を撮影させてもらえんやろか?」

快く了承すると、後ろで軽快にフラッシュを光らせていました。
その後お礼の言葉を後ろで言っていましたが、こっちは集中して吹いていたので無視してしまっていました。そして、高音のソも出るようになって、念願のラピュタ パズーの曲も吹けました。(ちょっとあやしかったけど)

ほんと、今までは壁にぶつかったらそこで一休みしていましたが
今日は諦めかけたところですぐに壁に挑戦することで壁を乗り越える経験をすることができました。

今まで目に見えて壁を乗り越えた経験がなかった自分に気づき、ちょっと反省でしたが
よい経験になりました。

ほんとうに言葉では「諦めなければ必ず道は開ける」とか本に書いてあるけど
実際に経験する時は本当にきつい
そこの本当にきついところは本に書いていないので、なまじな知識があるだけだと
案外マイナスに作用してしまうこともあるのかもしれません。

なんでも経験して、自分一人で乗り越える。
これがいちばん必要なことだなあと思いました。

やはり大阪弁のガネーシャはすごいですね!!

おわり。

スポンサーリンク
広告
広告

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント