イスラエルの電撃戦   第3次中東戦争


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中東地図
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~第3次中東戦争への流れ~
シリアでクーデタが発生。
パレスチナ解放機構(PLO) 支持政権が樹立する。
PLOはイスラエルを攻撃する組織のため、シリアも即座に攻撃を開始した。
ゴラン高原からイスラエル国内へいきなり砲撃を開始。
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驚いたイスラエルは、住民保護を理由に航空機による爆撃を行う。
イスラエル空軍は、シリア軍機を撃墜し、これみよがしに
シリアの首都 ダマスカス上空を飛び回る。(現時点で本格的な開戦状態ではない)
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ここにきて、武器を売りたいソ連のKGBが暗躍。
シリアにはイスラエルが侵攻準備をしてると告げ、エジプトにはシリア・イスラエル両国が交戦状態へ入ると告げます。
これにあっさりと引っかかったシリア・エジプトは軍隊をゴラン高原・シナイ半島へ集結。
ヨルダンもエジプトとの共同防衛条約を結び、軍備を整えます。
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周囲を囲まれたイスラエル。
このままでは同時に攻め込まれてしまい、イスラエルが消滅してしまうことを恐れ
先制攻撃を企図する。
ソ連のKGBはこの情報をキャッチしたが、アラブ諸国には伝えなかった・・・
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イスラエル空軍は、宣戦布告前の攻撃という、国際法上大きな問題を恐れず
超低空飛行によって、アラブ諸国の航空基地へ出撃。
緒戦で制空権を得て、地上軍の侵攻を容易にするために、敵の飛行機は出来る限り潰したかった。
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6月5日
先制攻撃によって、準備の出来ていないアラブ諸国の航空基地を同時に奇襲攻撃。
一瞬で400機もの飛行機を破壊する。
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エジプト方面
6月5日~6日
制空権を得たイスラエル軍は、シナイ半島へ侵攻を開始。
航空機の援護のないエジプト地上軍を容易に飛行機で撃破する。
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6月7日
イスラエル軍の電撃戦によってあっというまにシナイ半島を占領。
スエズ運河に迫る。
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シリア・ヨルダン方面
6月5日
同じく制空権を得たイスラエル空軍が、地上軍の進撃路を切り開く。
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6月6日
シリアのゴラン高原ではシリア軍が踏ん張っていたが
ヨルダン軍はあっけなく敗走
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6月6日
エルサレムヨルダン側
ユダヤ民族にとって最も神聖な場所である嘆きの壁を占領。
嘆きの壁に集まった兵士達は大声で泣いた。
長年叶わなかったエルサレム西側の占領を達成したからだ。
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シリア・ヨルダン・エジプトを占領する勢いを見せたイスラエルに対し
急激な拡大を望まないソ連等は、国連に停戦要請をさせることに。
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イスラエルは
6月8日 エジプト・ヨルダンと停戦
6月10日 シリアと停戦を結ぶ。
周囲を敵に囲まれたイスラエルが、取り入れた新戦法「オール・タンク・ドクトリン」
今まではいかに電撃戦といえど、戦車と歩兵は互いの弱点をカバーしあうために両方必要としていた。
しかし、イスラエルはオールタンク、全部戦車!!という戦術をくみ上げ独自のドクトリン(戦術)
を獲得した。
その成果が数日で驚異的な進撃速度を見せたイスラエル地上軍である。
しかし、この戦術による負の側面も浮き彫りになる。
もし、敵が降伏した場合捕虜として後送するのが国際法で決められているが
戦車のみのイスラエル軍は、進撃速度を優先するあまり、捕虜を殺すなどの行為がいくつも発生する。。。
やはり急激な勝利の影には、大きな負の側面が出ることは必然のようだ。
この戦争でイスラエルは国土を開戦前の4倍になった。
結果、イスラエルはアラブへの油断が生じ、アラブ側も雪辱を果たすべく
次なる戦争への準備にまい進することになる。

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