大山のよっしー 台北カフェストーリー上映会の打ち合わせへひょんなことからお邪魔し、 そこに同席していたメンバーの、地元にある大山という山が大好きなよっしーに、 「大山て何ですか?」 と言ってしまったがために、よっしーの地元魂に火をつけてしまったのか 熱く大山について語ってくれた 話をきくと、なかなかカッコよさそうな山やし、よっしーもかわいい、ということで それで僕は、2日後に大山へいくことにした! 成ちゃんが後で 「いいないいな、よっしーとデートいいな」 と 四回ぐらい 言っていたので、 多分かなり羨ましかったんやと思ふ。 稲ちゃんに借りた車に乗って、大山がある米子についたのは昼過ぎ 米子は、久々の程よい日差しが気持ちよくふりそそぎ、 初夏の雰囲気がとても似合う街だった。 よっしーと、海が見える公園で待ち合わせて、 アメリカスタイルのお店でお昼ごはん 時間もあまりなかったので、すぐに食べて大山へ向かう 大山へ向かう車中で、よっしーが大山の方向を教えてくれた でもよっしーが指差す方向には、青い空しか見えない でもその空の向こうには、大きな何かがそびえているような存在感を持っていた。 そして、広大な森に囲まれた大山が見えてくる! 大山なう!! 涼しくて空気が綺麗~ 大山登山道の入り口にあるお寺には昔、修行する坊主がいたらしい その寺からは、大山のてっぺんが一望でき、なんだか山に見守られているような、 清々とした安心感に包まれていた 時間もなかったので、茶店でだんごを食べ、お寺の鐘をついて大山を後にした。 稲ちゃんの車を停めた海の見える公園に戻ってきて、 よっしーの友達の広島から米子にきた中村さんと合流 足湯につかったあと、よっしーの家にお邪魔し、 三人でよっしー自慢の紅茶を頂く 紅茶は、よっしーの友達が作ったもので、 香りがとても美味しかった! たぶん、紅茶をよっしーの友達が作ったというその親近感が、 紅茶の味や香りにプラスされたのだと思う。 机の上には、ポストカードが置いてあった なかみは、よっしーが撮影した動物達の写真集 セピアのように撮影した写真に複数の色があって綺麗だったし、 動物との距離がすごく近い写真が多かったのも驚きだった 「どの写真がいい?」 三人で自分の好きな写真を 選んだ 僕はセピアの写真にした 中村さんは、鳥の写真を その写真を僕は最初、 「鳥が綺麗に撮れている写真だな~」 と思っただけだけど、 よっしーもこの鳥の写真がお気に入りのよう 二人の話を聞いていると、鳥の表情が良い、とか 鳥の表情?? 鳥に表情なんてある? と、訝しく思った が、 しかし、よくよく見ると、、 あ 表情が見えてきた おー その写真は、背筋をのばした鳥が首だけ後ろを向けて遠くを見ているようなものだった 顔に影がかかり、なんだか哀しそうな表情に思えた 鳥にも表情がある、ということに始めて気づいた瞬間だった。 二人は当然そのことはわかっていて、鳥の表情を読み取った上で、 この鳥の写真を選んだようで、やっと二人に追いついた笑 自分の不明を恥じる ※実際の写真は、よっしーの作品集(いつか刊行予定?)にあります! 青い鳥 この写真は、青い鳥が目を輝かせ、ピュアなハートで明るい未来を見ているようで、なんだかすごい人間らしいと思った ヨーロピアン青年なんだろう(たぶん) あめふらし? この写真は アメフラシ?(違うかも) たぶんそんな名前の綺麗な川にしか棲息しない生物だったと思うけど、なんだかいまにも立ち上がって 「まじんがー」 とか言いながら飛び立ちそうな躍動感を、かもしだしている。 こういう、動きが含まれている写真って好き 動きのある写真を見ると、この動物の前後の動きから、 周囲の風景へまでイメージを広げていくことができる そのイメージを動かすことによって、そこからはじまる新たな物語をも創造していけるのが、 楽しい。 (ひとりリアル絵本!) よっしーの写真を見るまでは 「鳥の表情」 というものを今まで意識したことがなかった これに気づかせてもらえたことで、写真や風景を見る楽しみが増え、 少しは繊細な表現というものを知ることが出来るようになるんじゃないか。 こまやかな表現の愛おしさを、米子のよっしーに教えてもらえた、実りある旅でした!